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■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 半世紀の経験から

 経営コンサルタント歴半世紀のキャリア。「コンサルタントのためのコンサルタント」  お節介焼きを信条とし、グローバルな視点で、経営者・管理職の立場に立ってお手伝いします。

■■杉浦日向子の江戸塾 - 江戸情緒に学ぶ 江戸っ子はインスタント好き

■■杉浦日向子の江戸塾 - 江戸情緒に学ぶ 江戸っ子はインスタント好き

 江戸のエコや風俗習慣などから、現代人は、エコという観点に絞っても学ぶところが多いと思っています。杉浦日向子の江戸塾から学ぶところは多く、話のネタとなります。エッセイ風というと大げさになりますが、独断と偏見で紹介してみたいと思います。

 

 私がはじめて杉浦日向子女史を知ったのは、「お江戸でござる」というNHKの番組でした。お酒が好きで、飾らない人柄、江戸時代に生きていたかのような話しぶり、そこから江戸のことを知ると、われわれ現代人に反省の機会が増えるような気がします。

■ 江戸っ子はインスタント好き

 

 前回、江戸の御御御汁についてご紹介しました。では、江戸っ子の「だし」はどのようなものだったのでしょうか。

 

 聞いて驚くなかれ、江戸っ子は「インスタント味噌汁」を食べていたのです。前回書いたように、具は二種類以上を用意したのですが、ネギとだし数種類が味噌に練り込んであるものを使いました。今日では、フィルム袋に入ったインスタント味噌汁がありますが、江戸時代には、一色ずつ玉になっているものを総菜屋から購入して使っていたのです。なんと、江戸っ子は合理的なのでしょう。

 

 江戸ではまな板や包丁があまり普及していませんでした。包丁の代わりにブリキ板のような「かなべら」というものを使いました。まな板がないので乱切りで野菜を切ったりしました。屋敷奉公の時に、豆腐のさいの目切りという実技テストがあったそうです。

 

 豆腐は、豆腐屋で買うときにさいの目に切ってもらうこともありましたが、手のひらでぐちゃぐちゃにして御御御汁の中に放り込んだのです。

 

 豆腐の料理法は多彩でした。庶民に最も人気があったのは湯豆腐と田楽です。

 

 因みに、「江戸三白」というと豆腐、白米と大根でした。(ドアノブ)

 

<続く> 次回掲載をお楽しみに

■■【杉浦日向子の江戸塾】 バックナンバー

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テーマ:経営コンサルタントからのアドバイス - ジャンル:ビジネス

  1. 2017/07/12(水) 12:05:00|
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