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■■【日本経済の読み方】 富士山の次の世界遺産はどこか? 近況のエッセンスをコンパクトにまとめました

■■【日本経済の読み方】 富士山の次の世界遺産はどこか? 近況のエッセンスをコンパクトにまとめました

 時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。NHKの放送や新聞・雑誌などを見て、お節介心から紹介しています。


独善解説


■ 富士山の次の世界遺産はどこか? 2013/08/28-30

 富士山の次に挙がっている世界遺産の候補は、もう決まっているのでしょうか?NHK柳沢伊佐男解説委員の番組からご紹介します。

◇1 来年の世界遺産候補

 世界遺産への立候補は、年に1件のみしかできません。来年は、群馬県の「富岡製糸場と絹産業遺産群」と、2012年8月に決まりました。

 富岡製糸場は、明治5年につくられた日本で最初の官営の製糸工場です。小学生の社会科の教科書には、必ずと言っても良いほど掲載されています。

 明治政府が、富国強兵策の一環として、西欧から最新の製糸技術を導入して、生糸の大量生産を実現しようという考えで、官製工場として建てられました。日本の絹糸は、海外へ輸出され、戦後ナイロンなどの人工繊維が台頭するまで、世界の絹産業をリードしてきました。

 群馬県に行きますと、いまでも桑畑が残っています。富岡製糸工場は、のこぎり形をした工場というイメージだけではなく、レンガ造りのどっしりとした建物群で成り立っています。

 工場の建物は115年間使われ続けました。今日でもほぼ創業当時の状態で保存されているのが、世界遺産の推薦候補に決まった理由でしょう。


◇2 今後の候補地は何処?

 世界遺産の推薦が決まってから登録の審議が行われるまでに2年近くかかります。種々の手続きがあったり、審議に時間がかかったりするからです。

 これまでは夏に、2年後の候補が決められています。

 世界遺産の推薦候補は、自治体から推薦され、暫定リストに記載された12の文化遺産候補から選ばれます。すでに2年後に登録を目指している候補は4つあります。

 ▽ 北海道と北東北3県の縄文遺跡群
 ▽ 大阪の百舌鳥・古市古墳群
 ▽ 長崎県と熊本県のキリスト教会と関連遺産
 ▽ 九州・山口を中心とする産業革命遺産

 「縄文遺跡群」は、青森市の三内丸山遺跡など、北東北の3つの県と北海道に点在する18の遺跡で構成されていますが、他地域の縄文遺跡との違いを明確にすることなどが課題として指摘されています。

 「百舌鳥・古市古墳群」は、天皇陵として管理される巨大な古墳など、大小60の古墳で構成されています。全体の保存管理体制が大きな壁です。

 このような事情で、柳沢氏は、今年度の推薦からははずされそうで、「教会群」と「産業革命遺産」のいずれかが有力と考えています。

◇3 世界遺産水の有力候補

 有力候補の一つ「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」は、長崎市の大浦天主堂をはじめとする教会やキリスト教ゆかりの史跡など、13の文化遺産で構成されています。

 キリスト教が日本に紹介されてから、弾圧、復活までの4世紀にわたる歴史が刻まれています。建物は、外国人神父が伝えた西洋の技術と日本の伝統の技術が融合した、独特な建物です。教会と集落が一体になった景観は、世界的にも優れているといわれています。

 2012年には富岡製糸場と争いましたが、資産の管理計画に改善の余地があるなどと指摘され、推薦が見送られました。

 2014年は、隠れキリシタンから150年という記念の年ですので、地元である長崎県は力が入り、有力と言えます。

 残りの「明治日本の産業革命遺産」は、福岡県の八幡製鐵所や三池港、長崎県の長崎造船所など、日本の近代化に重要な役割を果たした28の産業遺産で構成されます。

 建物や機械、工場などのほか、長崎県の端島(はしま)、通称、「軍艦島」も含まれます。外から見ますと、大正時代に建てられました建物が軍艦のように見えることからこの名が付けられています。明治時代中期から本格的な石炭の採掘が始まり、昭和49年に閉山するまで、炭鉱の島として栄えました。

 無人島でしたが、2009年から島に上陸するツアーが解禁され、多くの人が訪れています。

 富岡製糸場が絹織物の軽工業であるのに対し、幕末から明治時代にかけての短期間に、急速な発展を遂げた日本の重工業の歴史を語る遺産の代表例と位置づけられています。

 いずれに決まりましても、幕末から明治維新、大正期にわたる歴史的に価値ある遺産ですので、楽しみです。

■ 日本半導体産業の朗報 2013/08/24

 今朝のGooニュースは、久しぶりに日本の半導体産業の明るいニュースを伝えていました。

  http://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/TKY201308230261.html

 東芝の四日市半導体工場の拡張工事が始まったと言います。NAND型フラッシュメモリーでは、世界第二位、サムスンと合わせると全世界の70%のシェアになると言います。

 「世界ナンバーワンを目指す」というのが最近の東芝の標語であることはご存知と思いますが、この時期に300億円を投じるという決断は、その意欲の高さを示しています。

 3.11直前というタイミングがあまり良くありませんでしたが、ウェスティングハウスの原子力部門を購入するときも、大きな決断しました。それが成功かどうかは別として、大きな決断ができる企業風土には頭が下がります。

 私は東芝からの回し者ではありませんことを付け加えておきます。(笑い)

 同Gooニュースでは、ソニーが半導体の生産能力を1年前の1.4倍に拡大し、国内大手が軒並み苦境に陥るなかで「二人勝ち」の様相だとも伝えています。

 光を電気信号に変える「CMOSセンサー」で、ソニーが世界シェア首位の30%を握っていた、総額800億円を投じて、熊本、長崎両県の工場の生産能力を増強中だそうです。

 他のメーカーさんもがんばって欲しいですね。ガンバレ日本!!


■ いよいよTPP交渉会合 2013/08/20

 8月22日からブルネイで開催されますTPP(環太平洋パートナーシップ協定)を前にして、これとは別立ての二国間協議であります日米協議が開催されました。TPPでは、両国が協力し合うということでは合意しましたが、関税撤廃協議では、アメリカ側の準備が整わないということで今回は見送られる見通しになりました。

 日本にとっては初日から会合に参加するのは今回が初めてのことです。

 今回は、工業製品や農産物などの関税を巡る「物品市場アクセス」の分野で議論が本格的に行われる予定です。

 日本政府は、撤廃する割合を80%前後とする方針です。関税撤廃の例外とすることを目指すコメや麦など農産物5品目については、各国の出方を見極めてからのようです。

 来年は、中間選挙の年であり、それを前にオバマ大統領としては成果を上げておきたいという思惑があり、年内妥結に向けてアメリカのフロマン通商代表は強気で臨むでしょう。

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  1. 2013/08/31(土) 14:43:58|
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