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■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】 031 釣りを『科学』し、何万年もの歴史に新たな1ページを 8314-A905

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】 031 釣りを『科学』し、何万年もの歴史に新たな1ページを 8314-A905

 

 経営コンサルタントを40年余やってきた経験から、すこしでも皆様のご参考になればとお届けしています。

 成功企業・元気な会社・頑張っている社長】は、皆様から寄せられたり、私が支援したり、見聞したりした企業の事例を紹介していますが、お陰様で、毎回拍手をいただいています。

 また、あなたのクライアント・顧問先やお知り合いの会社で、ここで紹介したい企業・団体等がありましたら、是非ご連絡ください。

■ 釣りを『科学』し、何万年もの歴史に新たな1ページを 8314-A905


 趣味が高じて、趣味で起業する。たくさんありそうで、実はそう多くはないこのパターンを実践したのがスマートルアー(札幌市)の岡村雄樹社長だ。

 社名が示すように、岡村社長の趣味は釣り。各種センサーや通信チップ、バッテリーを内蔵したルアー(擬似餌)=スマートルアーを活用する斬新な取り組みを企画立案。

“魚のIoT(モノのインターネット)企業”のキャッチフレーズのもと「石器時代から何万年も続いている釣りの世界に革新をもたらす」(岡村社長)と意欲満々で船出した。


 同社は1年前の2017年3月に岡村社長が立ち上げた。岡村社長は全国紙記者を経て、MBA(経営学修士)を取得したキャリアの持ち主。

 IoTアイデアコンテストで、スマートルアーの原形を提案したところ、優秀賞を獲得したのが契機となり、アイデアを形にしようと、起業に踏み切る。

「もともと、大学では生物学をやっていて、水温や明るさなどの要因で魚の行動が大きく変わることへの理解はあった。

 4ヵ月間、ある条件下で釣果ゼロを経験し、科学的な知見を釣りに生かせないものかと考え始めたのが原点」(同)と振り返る。


 スマートルアーでは、魚の捕食行動に影響する要素を計測し、データを自動的にスマートフォンに転送する。

 計測するのは水温や明るさ、ルアーの動きなど。スマホアプリと連動し、釣り場のコンディションや釣果も自動的に保存、分析。いわゆるビッグデータ解析のような作業を行う。

 魚のIoT企業の所以で、類似システムは海外にもない。

 「ルアーはブランドが一番大事」(同)ということで、既存ルアー会社に低マージンでセンサーモジュールを納入し、センサーデータなどに基づく各種のデータサービスを主な収益源としていく考えだ。


「釣り市場でポジションを築くには少なくとも5年は必要だと見ている」。

 岡村社長はじっくりと腰を据え、スマートルアーの普及と、有用なデータの収集・分析に臨む構えだが、釣りから得られる知見は、養殖漁業や水産資源の管理に役立つとも捉えている。

「例えば、大型の肉食魚がどのような捕食行動を取るかが明らかになれば、養殖での餌のコスト低減につながる」(同)というわけで、先々、養殖漁業などへの本格参入も視野に入れている。


 中学生の頃は千葉県周辺でコイやブラックバスを釣り、北海道移住後はニジマスなどのトラウトフィッシングに没頭中。ホームページで岡村社長は自身の釣り歴をそう紹介している。

「小学生の頃から海釣りやルアー釣りを始め、現在は本場のアメリカでバスフィッシングを楽しむ」「小さい頃は川、今は主に札幌近郊でロックフィッシング」…。

 同社メンバーはいずれ劣らぬ釣り好きぞろい。好きこそ物の…で、好奇心と知的探求心にあふれるメンバー諸氏が、オンリーワンシステムにより釣りの歴史に新たな1頁ページを加えていく。

 

 

 

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  1. 2020/09/14(月) 16:42:21|
  2. 成功企業・元気な会社

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】 030 子供の頃からの自動車好きがEV普及にまっしぐら 8307-A829

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】 030 子供の頃からの自動車好きがEV普及にまっしぐら 8307-A829

 

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■ 子供の頃からの自動車好きがEV普及にまっしぐら 8307-A829

 

 「車が大好きで、富士スピードウェイも走っていた。1995年にEV(電気自動車)を知り、なんと素晴らしい技術だとゾクゾクしたことを今でも覚えている」。

 こう振り返るのは、EVのリース、レンタル、コンサルティングをはじめ各種EV関連事業をサービスメニューに掲げるLTE(横浜市)の堤健一社長。

 堤社長は今から20数年前にEVと出会い、それが転機となって、自称“ハチャメチャな人生”を選択することになる。


 同社は2016年3月、堤社長が立ち上げた。大手情報システム会社で3次元CADの開発などに携わっていた堤氏は、EVとの遭遇を天命と捉え、1999年、EV×観光開発を事業目的に脱サラ・起業する。

 「3年で資金を使い切ってお手上げ」(堤社長)となった時、縁あって、慶應義塾大学EV研究室の研究員の職を得る。

 続いて、大手自動車メーカーでEV開発などに10年以上取り組んだ後、「心技体ともガタが来ていない今のうちに…」との思いを、一緒にEVを広めようとの仲間の声が後押しして、再度起業に挑戦し、今日に至る。


 子供の頃からの自動車好きの堤社長は、アマチュアレースに出場し、イタリア車を乗り継いだりもした。

 しかし、「排ガス出し放題で良いはずないよなぁ」と、後ろめたさを少なからず感じていた。

 そんな中EVを知り、「これだ!」と直感。以後、EVと二人三脚の人生を歩み、その一里塚となるLTEを設立した。

 堤社長は「市販の4輪EVのリース、レンタルは大手に及ぶべくもなく数台程度のレベル。

 コンサルは少しずつ増え始めていて、とくに電動車両によるレースが大きく浮上している」と、船出間もない同社の手ごたえを語る。


 浮上したレースとは、年内にも始まる見込みの、世界各地を転戦するEVレース・シリーズのことで、堤社長は日本企業の協賛を得て日本人ドライバーが活躍する舞台を整えようとしている。

 レースのほか「宅配用電動アシスト自転車に力を入れていて、この分野は期待度が高い」(堤社長)。

 さらに、電動リバーストライク(前2輪・後1輪の3輪バイク)や電動バギーも企画しているという。


 20年以上、EVと向き合ってきた堤社長は、その知見を生かしEV関連の講演会などでも活躍中。

 講演では「ドイツのディーゼル車不正ソフト事件を機に世界のEVシフトが進んだ」「内燃機関にも未来があり、“隠れた本命”は天然ガス車だ」などと持論を開陳している。

 社名のLTEは、通信規格のLTEをもじったもの。

 時代は3G(我慢、犠牲、限界)からLove、Thank、EnjoyのLTEへ…。愛と感謝の気持ちを忘れずに、楽しみながらEV普及にまっしぐら、と意気軒昂な堤社長およびLTEである。

 

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  1. 2020/09/08(火) 09:59:48|
  2. 成功企業・元気な会社

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】025 ゾーンに入った体験生かし、ゾーン&アイデア創発に挑戦 8131

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】025 ゾーンに入った体験生かし、ゾーン&アイデア創発に挑戦 8131

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■ ゾーンに入った体験生かし、ゾーン&アイデア創発に挑戦 8131

 「ゾーンに入った」とは、何かに集中・没頭し、通常では考えられない成果を収める状態を意味する。スポーツの世界でよく使われるが、その言葉を社名に採用したゾーン(東京、近藤重和社長)は、アイデア創発をなりわいとするベンチャー企業。同社がアイデア創発のシンボルとして製品化したのがアトラクションシステムの、その名も「The Zone」。『亜空間に飛び込んで、超感覚を呼び覚ませ!』とうたう同システムと同社には、ポスト平成時代を先取りしたような新しさが感じられる。

 ゾーンは2014年に近藤社長が設立した。大手電機メーカー出身の近藤氏は、メーカー時代、“放課後”に社内外の有志を募り、組織を超えたモノづくりを実践する場を作るなど、自由な発想と行動力の持ち主。「10年間、勤めて、やり尽くした感があった」(近藤社長)ことと持ち前の行動力から独立、起業する。近藤社長は「ゾーン状態を切り口に、人間のポテンシャルを覚醒する。そんな仕事に取り組めないかと考えた」と、起業時を振り返る。

 同社の製品化第1弾となる「The Zone」は、公衆電話ボックス大の小部屋の6面すべてに映像を映し出して、360度映像に囲まれた中でゲームやカラオケが楽しめる装置。ユーザーが体を動かし映像に触れると新たな映像が表れるという双方向性や、音や振動で五感を刺激する仕掛けを備え、日常の生活空間とかけ離れた“亜空間”を創出。ユーザーにこれまで味わったことのない新感覚をもたらす。ITやVR(仮想現実)の最新技術の成せる業で、長崎県佐世保市の変なホテル・ハウステンボスに導入され、好評を博している。

 「The Zone」について、近藤社長は「娯楽系のほか、訓練やリハビリに使える。体を動かして体で覚えることは記憶力の増強に直結するので、例えば歴史の学習などにも役立つはず」と幅広い用途を見込んでおり、目下、記憶増強・学習バージョンを開発中。同社では、こうしたシステム開発の一方で、人々に気付きを与えアイデアが湧き上がるようにするメソッドなど、近藤社長がメーカー勤務時代に身に付けたアイデア創発に関するあれこれもサ―ビス展開している。

 現在、同社は親しいベンチャーや近藤社長の友人・知人らの協力を得てシステムを開発している。「面白いから」と無償で手助けする人もいて、既存の枠組みを超えたプロジェクトが進んでいる格好。近藤社長は「新しい未来を見たいと思っている人が少なくないのでは」とその背景を分析する。学生時代にテニスの試合でゾーン状態を体験し、その時、「試合相手をはじめ、周りのすべてと一体化したような幸福感を感じた」と近藤社長は振り返る。今、再びゾーンに入り、アイデアが次々と生まれ、形になる状況を迎えたようだ。

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  1. 2020/08/10(月) 13:42:19|
  2. 成功企業・元気な会社

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】 024  PFI、PPPの『伝道師』務め、公民協働を後押し 8124-A625

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】 024  PFI、PPPの『伝道師』務め、公民協働を後押し 8124-A625

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■ PFI、PPPの『伝道師』務め、公民協働を後押し 8124-A625

 「PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)」という手法に代表される、公と民の連携(PPP)に対する関心が、ここへきて俄かに高まっている。国・自治体の財政難、インフラ施設の老朽化、地方創生のうねりなど、いくつもの要因から、PFI、PPPが「時代のニーズ」となったことが背景にある。そのニーズに対応するコンサルティング事業に力を入れるのがベックス(東京、岡崎明晃社長)だ。同社は「基本的には民間企業を支援する立場。ただ、最近は自治体からの相談も受けている」(岡崎社長)と、公と民、双方の視点から両者協業の『最適解』を追い求めている。

 ベックスは2003年に岡崎社長が設立した。岡崎社長は化学・機械メーカーでプラントエンジニアや企画担当として働いた後、ビジネススクールでベンチャー起業理論を学び、理論を実践に移し今日に至る。プラントの仕事を通して、施設の維持管理、建築土木、機械設備など幅広い業務を経験し、関連する多様なノウハウを蓄積したことが起業を決断させる。同社の業務領域は、事業提案書や各種企画書の作成支援、デザイン・パース類の制作から、公共施設の管理運営・立ち上げ支援、モニタリングの実施・評価まで多岐に亘っている。

 多岐に亘る業務の基本スタンスとして貫かれているのが「効率的で質の高い公共サービスの探求」だ。取り組んでいる提案書作成支援、パース制作、モニタリング実施などの大半は公共サービス向け。時代が求める公共サービスとは一体何か…。入札する企業に対して、鳥の目、虫の目、魚の目の三つの目線で助言する。そのベストアドバイスを模索し続け、模索する過程で自ずと習得したPFIやPPPの知識・ノウハウが同社の大きな財産となる。

 民間資金などを活用し民間主導の公共サービスを提供するPFI、さらに広く公民連携を意味するPPPのどちらも、英国サッチャー政権に端を発し各国に広まる。日本では1999年のPFI法施行を出発点に、普及/定着期、リーマンシショックによる停滞期を経て、今日、法制度の見直しなどから新たな普及期に移行している。「フリーの時代の20年ほど前から公民連携に携わっている」という岡崎社長は、その道のプロとしてセミナー、講演会に引っ張りだこ。年、数十回の講演をこなし、PFI、PPPの伝道師役も務めている。

 「公共施設は、例えばスポーツ施設ならスポーツだけ、公営住宅なら居住だけではなく、顧客である地域住民のニーズ、ウォンツを考えて探り出し、具体的な提案をすることが一番、大事なのでは」、「人と人、人と地域をつなぎ、地域活性化に結びつけることが公共の施設・サービスの大きな役割だ」―講演で岡崎社長は住民ファーストの理念を強調する。公と民、同床異夢が宿命ともなるPFI、PPPを、理念の共有という『処方箋』により、両者が同じ夢をみられるようにする精神科医の役割も果たそうとしている。

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  1. 2020/08/03(月) 14:39:32|
  2. 成功企業・元気な会社

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】020 絹織物「銘仙」の世界ブランド化で“ガチャマン”を再び… 7C13-A613


■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】020 絹織物「銘仙」の世界ブランド化で“ガチャマン”を再び… 7C13-A613

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■ 絹織物「銘仙」の世界ブランド化で“ガチャマン”を再び… 7C13-A613

 ガチャマン景気とは、1950年(昭和25年)の朝鮮戦争勃発当時に生じた景気拡大現象の呼び名。「(織機で)ガチャンと織れば万の金が儲かる」からガチャマンで、繊維産業の隆盛を表現したものだ。以来、60有余年。今、「ガチャマンを再び」と奮闘しているベンチャー企業が、その名もガチャマンラボ(栃木県足利市、高橋仁里社長)。地元・足利をはじめ北関東特有の伝統的な絹織物「銘仙」を現代風にアレンジした衣料品により、国内はもとより海外市場も開拓し、世界ブランド「MEISEN」を樹立していく。

 同社は高橋社長が2013年に立ち上げた。親戚の織物会社の臨時営業代行として欧州に売り込みに行ったのが、起業のきっかけとなる。「イタリア高級ブランドに販売できたが、その過程で繊維業界の商流に大きな違和感を覚え、そこへのアンチテーゼとして設立した」(高橋社長)。違和感は下請取引の厳しさ、例えば、800万円の加工仕事に1億円の保証を求められるといったリスクとリターンのアンバランスに起因し、「下請けをしない自社ブランドで販売体制を構築して、繊維工場が生き残る適正な商流を示そうと考えた」(同)。

 足利、伊勢崎、桐生、秩父など北関東地域の地場産業として根付き、一世を風靡した絹織物が「銘仙」だ。銘仙着物は斬新な柄と手ごろな価格で、大正時代から昭和前半の“職業婦人”たちに広く受け入れられた。しかし今日、銘仙は和装市場の縮小から風前の灯火といった状況。和装がダメなら洋装でと、銘仙+洋装=「MEISEN」ブランドを国内外に普及浸透させ、地場繊維産業の復権につなげる。それが、同社が掲げるミッションとなる。

 「解(ほぐ)し織り」という手法に基づく銘仙は「独特で繊細な表現が可能で、パリコレ・デザイナーにも高く評価されている」(同)。高評価の証しとして、エルメス・クリエイティブチームとの共同プロジェクトが進められたりしている。国内では、銘仙&職業婦人のストーリー性を生かし、30代、40代の自立した働く女性をターゲットにした製品展開を図っていく。一連の取り組みは関東経済産業局「絹のみちプロジェクト」の一環として立ち上がった経緯があり、有力デザイナーらとの協業も進んでいるところだ。

 同社では現在、国内外でテスト販売を繰り広げている段階で、来年以降、急カーブで事業を伸ばす青写真を描いている。高橋社長は、育児用品メーカーの財務から社会人生活をスタートし、「大学の先輩がベンチャーの旗手、時代の寵児となったのに触発された」(同)ことから独立、ラーメンチェーンで成功するも飽き足りなくなりトレーダーとしてデリバティブ取引に打ち込む…と多彩なキャリアを積んできた。大病を患ったりもした。40歳そこそこの若さと豊富な経験が、古くて新しいMEISEN事業にぴったり符合する。

 

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  1. 2020/07/18(土) 14:43:25|
  2. 成功企業・元気な会社

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】019 データ消去&盗聴器発見で情報化社会のアキレス腱を守る 7C06-A609 

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】019 データ消去&盗聴器発見で情報化社会のアキレス腱を守る 7C06-A609 

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■ データ消去&盗聴器発見で情報化社会のアキレス腱を守る 7C06-A609

 ホテルのよろず世話係が原義で、専門サービスの呼称として広く使われるようになった「コンシェルジュ」。その言葉とデータ消去を組み合わせた「データ消去コンシェルジュ」を標榜しているのがリ・バース(川崎市、生田篤識社長)だ。出張サービスや消去装置のレンタルにより、パソコン、スマートフォンなどのデータを消しまくる。そんな同社が盗聴・盗撮の機器を発見する新サービスにも乗り出した。情報の流出、漏洩に盗聴・盗撮…。これら“情報化社会のアキレス腱”に照準を合わせた“空間クリーニング業”を確立する。

 同社は、金融機関に勤めた後、個人事業主として浄化槽ビジネスなどに携わっていた生田社長が2005年に設立した。個人事業主の頃、起業するアジア人を応援するアジア起業家村推進機構(川崎市)に参画し、知り合った上海交通大学教授らと共に、リサイクル事業をメーンとする同社を立ち上げた。パソコンをはじめ各種OA機器のリサイクルではデータの消去が必須のプロセス。当初は市販装置を使って消去したが、効率が悪く、それなら創ってしまおうと社内ユース用として開発したものが主力製品・サービスとなって今日に至る。

 「顧客は大手企業や官公庁、大学など。スマホが普及したことからスマホのデータ消去のニーズが高まっている」(生田社長)。多くの組織・機関で、機密情報や個人情報の流出、漏洩をどう防ぐかが大きなテーマとなった今、データ消去ビジネスの市場は確実に広がっている。そんな中、同社は出張サービス、レンタル・販売、磁気照射処理、物理破壊など多彩なメニューを用意。さらに「スマホのリチウム電池を簡単にはずせる解体分離機を開発して、スマホデータの完全消去を容易にした」(同)と、増大するニーズへの対応を図っている。

 データ消去の一方で、力を入れるのが盗聴や盗撮の機器を見つけ出す新サービス。大多数の盗聴・盗撮機器は特定周波数帯の微弱電波を発信するので、その電波を捉えれば機器発見につながる。たまたま、生田社長の知人がスマホアプリと専用受信機による簡便な発見システムを考案したことを知って、同社がその普及に乗り出した。盗聴・盗撮は企業の会議室、役員室や学校のトイレ、更衣室はもとより、ホテル、一般家庭…と至る所が“現場”になる。生田社長は「不動産業者、家事代行業者や学校関係から注文が舞い込む」と手ごたえを語る。

 同社は中古携帯電話の販売業者らとグループを形成し、スマホ、携帯電話、タブレット端末のデータ消去、解体、分別といった作業の一部を障害者に委ねるなど、障害者雇用の促進にも一役買っている。障害者雇用による社会貢献、リサイクルによる環境貢献、そして空間クリーニングによる情報化社会への貢献。三つの貢献が重なり合う同社サービスは、時流を追い風に成長発展し続けそうだ。

 

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  1. 2020/07/13(月) 13:41:28|
  2. 成功企業・元気な会社

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】 018 脳波データを67種の感情・感性に“翻訳”し事業化へ 7B29-0606-018

■【成功企業元気な会社・頑張っている社長】 018 脳波データを67種の感情・感性に“翻訳”し事業化へ 7B29-0606-018

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■ 脳波データを67種の感情・感性に“翻訳”し事業化へ 7B29-0606-018

◆脳波のデータをイライラ、集中、快感、リラックスなど、さまざまな感情に“翻訳”する。そんな脳波ビジネスで脚光を浴びているのがリトルソフトウェア(東京)だ。同社を率いる川原伊織里社長は、米国に留学し量子力学を学んだキャリアの持ち主。波形の解析に興味を持つようになり、その延長線上で同社を立ち上げる。翻訳のエンジンとなる自社開発の感性アルゴリズムについて「インテル・インサイドではないが、中を開けたら当社のアルゴリズムが入っているようにしたい」(川原社長)と、普及浸透へ意欲満々だ。

◆同社は2014年1月に発足した。電機メーカーやソフト会社の研究開発職を務めた川原社長が「たまたま、いとこからシリコンバレーのベンチャーが高性能、低価格の脳波センサーを開発したと知らされ、使ってみたのがきっかけ」となり、波形解析への興味・関心と重なって起業に踏み切る。会社設立後、その米国ベンチャー製脳波センサーを用いて、数多くの被験者データを収集・分析し、67種類もの感情・感性と脳波の関係性を感性アルゴリズムとしてまとめ上げ今日に至る。

◆感性アルゴリズムを応用し実用化に至った一つに、香りを扱うアロマショップの販促ツールとなる「感性選香」がある。ショップ内で、脳波センサーを装着した消費者が、ラベンダー、グレープフルーツ、ライム…といったアロマをかいだ際の脳波を計測・解析することで、「ラベンダーはリラックスし安眠できる」など、個々人の好みや特性にジャストフィットするアロマを“選香”できるという仕掛けだ。

◆現在、提携企業ともに「感性プラットフォーム」と名付けたクラウドサービスを運用している。同サービスでは、多くの被験者の脳波、心拍などのバイタルデータを日々、収集・蓄積し、ビッグデータ解析などを通して、感性アルゴリズムを逐次、ブラッシュアップしている。全国から大量のデータが集まることで「各県ごとの特徴や相違を表す感情マップも出来上がっている」(川原社長)。同社では、蓄えられた知見を自動車関連、医療・介護、メディア、食品、オフィス周りなど多種多様な分野に反映させて事業につなげようとしている。

◆禅の高僧らが座禅を組むと、凡人には難しい「無我の境地」に達する。同社では、そんな“無我の脳波データ”を近く無料公開する予定という。脳波への関心を高め、関連する研究開発を加速させる狙いで、川原社長は「人間にとって必要なものはオープンにしていく」と基本姿勢を説明する。オープン化はイコール、各方面との連携・協業によるオープンイノベーションの実践となる。脳波の発見から約90年。古くて新しい脳波解析からニュービジネスが次々と立ち上がりそうな成り行きだ。

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  1. 2020/07/10(金) 16:03:56|
  2. 成功企業・元気な会社

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】 014 独創技術が営業・予算要らずのメッキ屋を育む

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】 014 独創技術が営業・予算要らずのメッキ屋を育む 7B01-0512-014

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■ 独創技術が営業・予算要らずのメッキ屋を育む 7B01-0512-014

◆営業をしない、予算も売り上げ目標もない、中長期の計画もない…。ないないづくしの経営を実践し、好業績を収めている企業がある。清川メッキ工業(福井市、清川肇社長)がそれ。ないないづくしを可能にしたのが「参考書がなく、聞く人もいない中で挑戦し開発した」(清川社長)というバレル式めっき工法をはじめとする独自技術の数々。同社が40年ほど前に定めた企業理念『自由なる創意の結果が、大いなる未来を拓く』の正しさを身をもって証明しているところだ。

◆同社は清川現社長の父親である清川忠現会長が1963年に創業した。新卒採用はゼロ、途中入社の社員はすぐ辞めるといった厳しい状況が長く続いたが、どんな注文に対しても「できる」「やれる」と応える創業者の前向きな姿勢が徐々に実を結び、経営基盤は少しずつ固まっていく。さらに、コンピュータ・半導体メーカー、電機メーカー、商社に勤めていた長男、次男、三男が相次いで入社し、それぞれが技術・開発、製造・品質保証、総務・人事を担当する体制が構築されたことで、企業体質はより強固となり、今日に至る。

◆長男で、1991年に入社、2010年に父からバトンを受けた清川肇社長は、地元・福井大学大学院で成膜技術を修めたエンジニア。前向き姿勢を貫き通す創業者、技術者魂にあふれる2代目-の親子コンビは、独創的なメッキ技術を数多く生み出す。その最たるものが、バレルという容器の中で、電子部品などの小物に対してまとめて、めっきを施す工法。清川社長は「大学の先生もどうしたらいいか分からず、自分で考え、数打ちゃ当たると試行錯誤を繰り返し、実用化に結び付けた」と説明。「先生のいない仕事が一番面白い」とも言う。

◆「主要顧客は輸出部品メーカーで動向が読めないから営業はしない」(清川社長)という同社は、予算も売り上げ目標も中計も持たない。「加工業で自社製品はなく、あるのはめっき技術だけ。客の都合で計画や予測は変わってしまうため、来るもの拒まず去る者追わずで、臨機応変に経営している」(同)。この臨機応変の経営は、高い技術力の為せる業といえそうだ。もっとも、営業はしない中でも、ホームページでの情報発信や展示会出展には力を入れており、それらの効用を「千に三つの確率だがホームランも飛び出す」(同)と評している。

◆清川現会長は約40年前、冒頭に記した『自由なる…』の企業理念を打ち出した。以後、代が変わっても受け継がれ、同社のDNAとなるこの理念の正当性は、安倍首相が15年春、福井の中小企業代表として同社を訪問したことが雄弁に物語る。清川社長は「東京五輪のメダル制作を当社で手掛けよう」と、ないないづくし経営には珍しく明確な目標を設定。金・銀・銅のメッキ技術を通して、清川メッキの名を世界に轟かせようとしている。

 

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  1. 2020/06/26(金) 16:18:56|
  2. 成功企業・元気な会社

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】023 筑波大発・宇宙VBが衛星利用のニュービジネスに挑戦 8117-A622

 

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】023 筑波大発・宇宙VBが衛星利用のニュービジネスに挑戦 8117-A622

 経営コンサルタントを40年余やってきた経験から、すこしでも皆様のご参考になればとお届けしています。

 成功企業・元気な会社・頑張っている社長】は、皆様から寄せられたり、私が支援したり、見聞したりした企業の事例を紹介していますが、お陰様で、毎回拍手をいただいています。

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■ 023 筑波大発・宇宙VBが衛星利用のニュービジネスに挑戦 8117-A622

 地上から100kmほど離れると「宇宙空間」に到達する。これは東京-宇都宮間の距離で、思いのほか宇宙は近くにある。その宇宙を、より身近なものにしよう、みんなが宇宙と遊ぶ世界を実現しようと、人工衛星関連ビジネスに取り組んでいるのがワープスペース(茨城県つくば市、亀田敏弘社長)。亀田社長は「アミューズメントやイベント・広告といった新分野を開拓し、宇宙を楽しむ時代をつくりたい。宇宙のビッグデータを活用する夢も描いている」と、宇宙開発新時代の尖兵役を果たす気構えだ。

 同社は筑波大学発ベンチャーとして2016年8月に発足した。筑波大では2011年、JAXA(宇宙航空研究開発機構)などの協力、援助のもと、衛星プロジェクトを立ち上げ、低価格衛星をベースとする数々の事業アイデアを生み出し実践してきている。そんな中、「エンジェル投資家に恵まれた」(亀田社長)ことで宇宙ベンチャーが誕生する。創業者の亀田社長は筑波大准教授を務め、経営者と研究者の二足のわらじを履く。総勢20名ほどのスタッフも取締役CTO(最高技術責任者)をはじめ、学生との兼業者らが大半を占める。

 『人々が思い思いに宇宙を楽しめる世界を創造する』。こんなミッションを掲げる同社は、現在、観測や測位、通信が主な用途の人工衛星を、アミューズメント、イベント・広告、教育・研究をはじめ幅広いジャンルに活用しようとしている。すでに、工業高校での「宇宙授業」などの案件が具体化しているという。亀田社長は「JAXAや産総研と近接する立地を生かし、各機関と連携しながらPDCAサイクルを回して市場を開拓する」と事業家としての意欲、意気込みを語る。

 2017年1月、筑波大・衛星プロジェクトの一環として、超小型衛星「結(ゆい)2号」が国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟から宇宙に放出され、結は今日まで順調に稼動している。ワープスペースでは「学生と共に歩んできた独自路線の開発に自信が持てた」(亀田社長)と、同プロジェクトの実績を拠り所に、手軽でローコストの衛星ビジネスを推進する。亀田社長は「衛星のミッション立案から設計製造、試験、打ち上げ、管制、衛星データ活用まで、一貫した衛星関連事業サービスの確立が当面の目標」とも話している。

 同社では宇宙におけるビッグデータにも目を向けている。具体的には(1)近宇宙(宇宙空間のうち地球に近い空間)のデータを収集する低価格衛星の大量供給、(2)衛星の宇宙への輸送、(3)データの収集と蓄積-を三位一体で行える希少な事業者のポジションを確立する、といった青写真を描いている。「地上のビッグデータはグーグルが押さえている。宇宙のビッグデータは我々が握る」(同)と、青写真の大きさは宇宙空間に勝るとも劣らない。

 

  出典: e-中小企業ネットマガジン掲載承認規定に基づき作成

 

 
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  1. 2020/06/22(月) 08:35:00|
  2. 成功企業・元気な会社

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】021 使い古しを新品以上にする『羽毛アップサイクル』に挑戦

 

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】021 使い古しを新品以上にする『羽毛アップサイクル』に挑戦 7C20-A615

 経営コンサルタントを40年余やってきた経験から、すこしでも皆様のご参考になればとお届けしています。

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■ 使い古しを新品以上にする『羽毛アップサイクル』に挑戦 7C20-A615

 「アップサイクル」とはリサイクル関連用語で、単なる「使い古しの再利用」ではなく、元のモノより高い価値を生み出す循環システムを意味する。そのアップサイクルを羽毛で実施し、広く普及させようとしているのがシルクウェーブ産業(群馬県桐生市、小澤康男社長)だ。代表的商品の羽毛布団は、通常、5年~10年で羽毛がヘタって破棄物として捨てられてしまう。同社では「アップサイクルの輪がつくれれば、リサイクル率は90%まで高まる」(小澤社長)と、『輪』を築き、廃棄から付加価値循環へと変えていく。

 羽毛アップサイクルのキーワードとなるのが「プラズマチタン加工」。低温プラズマを活用して、チタンの元素と繊維を分子レベルで統合することにより、繊維にチタン特有の機能を付加する技術で、群馬大学と共同開発した。同社顧問を務める黒田真一群馬大教授は「酸化チタンで羽毛を包み込むオンリーワン技術。古い羽毛が新品より良くなる」と説明する。この加工を施せば、fp(フィルパワー)=羽毛のかさ高性=保温性=品質を表す数値が40%以上もアップして、抗菌、帯電防止の機能も備わるという。

 同社は前身となる企業が考案してシルクウェーブ(絹糸中綿)と名付けた、繭から絹糸を引く技術を実用化するため、2008年に発足した。その後、第2創業の形でプラズマチタン加工に取り組み、現在は「革新的新素材の研究開発および附帯事業」を事業目的に掲げている。その推進のため、文系の学士(商学)である小澤社長自らが2年前から群馬大大学院理工学部博士課程に身を置いて、産学連携を体現している。

 同社ではこれまでに年間2トンの羽毛を加工できる装置を設置済みで、手始めに群馬県太田市と連携し、家庭から廃棄される羽毛布団を回収、除塵、洗浄、プラズマチタン加工の後、防災シュラフ(寝袋)などに仕立てるプロジェクトを進めていく。続いて、リネンサプライヤーと提携し、羽毛布団をプラズマチタン加工で再生、縫製加工後に納品する事業を展開する。銀行、リース・保険会社と共に、加工羽毛を使った布団を個人向けにリースする仕組みも設ける。これら一連の取り組みを通してアップサイクルの輪を大きく広げていく。

 昨今、羽毛の原料不足や価格高騰が取りざたされており、小澤社長は「使い古した羽毛のアップサイクルは世の中に大いに役立つ」と自社事業の意義を説く。今後、設備増強を重ねていき、3年後には年間4000トンと、現在の数千倍規模にまで拡張する計画も持っている。さらに「初期の事業化に羽毛を選んだが、そもそも、すべての繊維に金属をコーティングし新素材を開発、付加価値を高めたいと考えた」と“原点”を明かす頭の中の引き出しには、羽毛に続く第2、第3のチャレンジ計画書も収まっている。

 

  出典: e-中小企業ネットマガジン掲載承認規定に基づき作成

 

 
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  1. 2020/06/15(月) 14:39:54|
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