若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。
旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。
日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。
下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。
■■ 山形県天童市 御苦楽園“修養の庭” 銘石・格言・借景を楽しめる池泉回遊式庭園
「御苦楽園」(ごくらくえん)は、昭和初期に当地の実業家・水戸部弥作によって造られ、昭和40(1965)年に開園した池泉回遊式庭園です。天童市街地の外れにある、個人の作庭・運営による庭園ですので、正直なところ、行く前はあまり期待をしていませんでし。良い意味で、期待を裏切られました。
庭園の設計は、地元の庭師・山口助松(養樹園)と、松下幸之助の『真々庵』を手掛けた京都の庭師・川崎幸次郎です。
当園設立者、現園主の曾祖父で、山形県東村山郡干布村の農弥十郎の次男として生まれました。16歳の時、父親が多額の財産を分与しようとしましたが、深く考えるところがあって固辞し、当時金百円の資金のみを受けて分家しまし、水車、米穀販売業を営みました。
生来、剛毅かつ独立心が強く、幾多の労苦を重ねて大いに発展しましたが、その後、長兄に死なれ、実家に戻り家督を相続しました。実家に戻って3年後、酒造業(山形正宗)に着手し、短期間に、地方の醸造家として世に知られる程でした。
しかし自生活にはきわめてきびしく、その反面、学校教育および各種団体の育成にはきわめて熱心で、それらに対しての尽力は人の目を驚かすものがありました。
50才の春、決するところがあって、長男に酒造業を、次男に醤油醸造業を担当させ、自らは敷地弐千数百坪の土地を買い上げて隠居しました。昭和初期の不況下に、失業対策をかねて、当園を庭することにし、多数の人夫を雇うなど、失業対策に尽力しました。
子孫には財産よりも精神を相続させる方が有意義と信じ、自分が過ごした青年時代から経験してきた修養の資とした処世訓や、古今の金言の数々を柱石に刻み、庭園に立て、その一部が多数、今日までも残されています。近所の子供達を集め、その柱石を読ませ、褒美を与えたと言います。
人生の苦しみと楽しみを盛った庭園という意味で「御苦楽園」と名づけました。
園内には、県内外から銘石、銘木を集め、山、沢、池、滝を配しました。石灯籠の多さも特徴的で、「一家にお金は残さない」としましたものの、「いざという時、いつの時代にも価値あるもの」といった意味が石燈籠にあるという考えだったそうです。
かつての主屋の前にも築山式の池泉鑑賞式庭園があり、隣接する蔵屋敷なども見学できます。大きく4つのエリアに分かれていると言って良いでしょう。
入園してすぐ前が四阿(あずまや)跡と自動自活石柱のあるところで、四字熟語による代表的な格言としていることがわかります。
そこに隣接する池泉エリアが最大のところで、宝来山(蓬莱山ではない)から見下ろすとその素晴らしさが格別です。
三番目が、主屋・なまこ壁の蔵エリアで、小さな池があります。
4つ目は、裏庭と言っても良いのでしょうか、築山のある池泉鑑賞型庭園です。
各々がバラバラではなく、かといってまとまっているのでもなく、不思議な融合感で繋がっています。
庭園面積は、5,940平方メートルですが、ちなみに隣接している小学校までが、かつての水戸部家の敷地であったそうです。教育に対して熱心な水戸部弥作が、その敷地の一部を寄贈したそうです。
個人で、これほどの庭園を造れたのは、水戸部の強い社会観があったればこそと考えます。
【 注 】 エリア名は、当ブログ管理者の命名
■ アクセス
JR山形新幹線 天童駅・山形駅より路線バス「ごくらく園口」バス停下車 徒歩3分
天童駅より約4km(レンタサイクルあり)
JR奥羽本線 天童南駅より約3km(徒歩約40分)
〒994-0051 山形県天童市奈良沢乙47
入園時間 8:00~17:00
休園日冬期間 1月10日~2月末まで休園
駐車場 無料駐車場
入園料 個人 大 人 400円 子ども 200円(30名以上団体割引あり)
※ 案内希望の場合は別途1,500円
事前予約 電話にて事前に予約 023-653-3392
サイト http://gokuraku-en.jp/gokurakuen.html
■ 【アドバイス】
天童駅から4kmもありますし、路線バスも少ないので、スケジュールを組むときには、事前に調べておくことをお勧めします。
私は、山形駅前から山交バス天童線・天童駅前行きに乗り、ごくらく園口で下車しました。この路線は、山形駅と天童駅の間を往復する路線ですので、おそらく天童駅で折り返すのでしょう。
ごくらく園口バス停で降りると、20数m戻ったところの道を入るのですが、案内板が見にくいですので、注意が必要です。
乗車時間は、40分弱、乗車賃は590円(2022年現在)です。長い距離を走るからか、乗車時間になってもなかなか来ないですので、諦めずに辛抱強く待つ必要があります。
私は、予約なしでゆきましたが、親切に対応して下さいました。
金言集も販売されています。
■ 自動自活 学びのエリア
園内マップ(公式サイトより)
園内にはユニークな石灯籠や庭石がたくさんあります。
背高のっぽの石灯籠
火をどのようにして点けるのでしょうか?
奥につららを逆さにしたように見えるのが
金言が彫られた石柱
宝来山のあるメインエリアへの入り口
上記写真の右手奥
広い池泉廻遊式庭園
↓
下記一覧からたくさんの写真をご覧下さい
【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県天童市 御苦楽園“修養の庭”1 自動自活 学びのエリア
【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県天童市 御苦楽園“修養の庭”2-1 池泉エリア・宝来山
【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県天童市 御苦楽園“修養の庭”2-2 池泉エリア・見晴台部
【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県天童市 御苦楽園“修養の庭”3 主屋・蔵エリア
【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県天童市 御苦楽園“修養の庭”4-1 裏庭エリア東庭園
【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県天童市 御苦楽園“修養の庭”4-2 裏庭エリア西庭園
【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県天童市 御苦楽園“修養の庭”5 主屋展示場
リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm
ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】
写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。
静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm
【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています
テーマ:経営コンサルタントからのアドバイス - ジャンル:ビジネス
若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間か、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。
旅は、時間に追われる現実からの開放、明日への糧となります。
写真は、自分の記録であるとともに、お節介焼き精神から、他の人に情報提供も兼ねてとり続けてきました。
何を思って撮影したのだろうか? 自分も行ってみたい・・・
他の人に、そう思っていただける写真を撮りたいと思って、ライフワークとして、続けられるだけ続けてまいりたいです。
■■ 京都迎賓館6 日本の匠の技術の粋を集めた国賓級の人を迎える館 庭屋一如の3つの庭園
https://www.geihinkan.go.jp/kyoto/
京都迎賓館(きょうとげいひんかん、Kyoto State Guest House)は、京都市内の京都御苑内東北部にあり、元赤坂の迎賓館赤坂離宮とともに、日本の迎賓館として国の体面を保つ施設です。
迎賓館は、外国の国家元首や政府の長などの国賓を迎え入れた時に、会食や宿泊等の接遇を行う施設です。
京都迎賓館は、2005年(平成17年)4月17日に開館しました。「日本の伝統技能の粋を集めた最高のおもてなしの場」と評され、日本の歴史、文化を象徴する京都で、賓客を迎えいれ、日本への理解と友好を深める施設といえます。
建物は、洋風の赤坂迎賓館とは対照的な和風建築として設計されています。南側を「表」(公の場)、北を「奥」(私的施設)と位置付け、建物の南半分には会議・会談、晩餐、和風会食、管理等の施設が、北半分には賓客の居住・宿泊のための施設が配置されています。
歴史的景観や周辺の自然環境との調和を図るため、日本の伝統的な住居である入母屋(いりもや)屋根と数寄屋(すきや)造りの外観です。
「行の庭」と命名された池の周囲に、聚楽の間、夕映えの間、藤の間、桐の間、滝の澗、貴船の間、水明の間や宿泊エリアがあります。
所在地 京都府京都市上京区京都御苑23
敷地面積 約2万140平方メートル
本館構造 鉄筋コンクリート造、地上1階(地下1階)
延床面積 約1万6000平方メートル
庭園は、仁和寺・御室御所の御用庭師だった佐野藤右衛門氏が携わっています。庭園の大滝を手掛けたのは、イサム・ノグチ氏の共同制作者でもあった石彫家・和泉正敏氏です。
玄関前の「真の庭」、館内の中央「行の庭」、賓客宿泊室に面する「草の庭」の3面で構成されています。
「庭屋一如(ていおくいちにょ)」の現代和風の庭園として、尼崎博正氏の監修により、佐野藤右衛門氏を棟梁とする京都の庭師らにより作られました。
庭屋一如とは、「庭と建物は一つの如し」という意味です。庭と建物が融合し、自然と調和する境地、庭と建物の調和がとれた生活空間、引いては環境と共生する建物を指します。
古くから日本の住まいには庭園や坪庭があり、「自然と人は分かち難く、つながっている」という日本人の心情があらわれています。(「庭屋一如」の説明はhttps://shichusankyo.com/theme/garden/をもとに作成)
長年希望していたものの、なかなか予約が取れませんでした京都迎賓館を訪れるチャンスが偶然のタイミングでやってきました。
一名の予約キャンセルがあると、迎賓館横の休憩所で、係の人から声をかけられたのです。
日本の匠の技の結集である京都迎賓館は、想定以上に感動しました。
建物や調度品には、数寄屋大工、左官、作庭、截金(きりかね)、西陣織や蒔絵(まきえ)、漆など、数多くの京都を代表する伝統技能が活かされ、それを処々で感じ取れます。
■ 日本庭園
玄関前の「真の庭」、館内の中央「行の庭」、賓客宿泊室に面する「草の庭」の3面で構成されています。
「庭屋一如(ていおくいちにょ)」の現代和風の庭園として、尼崎博正氏の監修により、佐野藤右衛門氏を棟梁とする京都の庭師らにより作られました。
庭屋一如とは、「庭と建物は一つの如し」という意味です。庭と建物が融合し、自然と調和する境地、庭と建物の調和がとれた生活空間、引いては環境と共生する建物を指します。
古くから日本の住まいには庭園や坪庭があり、「自然と人は分かち難く、つながっている」という日本人の心情があらわれています。(「庭屋一如」の説明はhttps://shichusankyo.com/theme/garden/をもとに作成)
ただし、一般ツアーでは、宿泊室に面し、滝を有する「草の庭」を拝見することはできませんでした。
■ アクセス
京都市営地下鉄今出川駅より徒歩10分
見学料: 2,000円
事前予約制
空きがあると当日受付もあります
玄関前の「真の庭」
京都迎賓館前庭
「新の庭」は京都迎賓館正面玄関前に位置しています
前庭には御影石が敷き詰められ重厚さを感じました
「新の庭」の二大立役者
玄関越しに見る正面門
館内の中央「行の庭」
建物に囲まれ、中庭のようになっているのが「行の庭」です
エントランスホールから見た「行の庭」の池
最初に入った「聚楽の間」からは庭園・池は見えません
夕映えの間から見た「行の庭」
「比叡月映」、「愛宕夕照」の綴れ織りのある
夕映えの間から「行の庭」を見ました
夕映えの間から見た「行の庭」南池
藤の間から見た「行の庭」
大広間の晩餐室である藤の間は、
人間国宝の江里佐代子氏による截金で飾られています。
雪見障子越しに見る「行の庭」
水面の揺らぎ
桐の間から見た「行の庭」
和の晩餐室「桐の間」からも「行の庭」が見えます
桐の間の廊下の外には庭園も見えます
舟形天井の廊下から見た「行の庭」
池を渡る屋根付き廊下
橋の南東たもとに立つやなぎ
「行の庭」南半分
正面は夕映えの間
「行の庭」南東部
「行の庭」南西部
「行の庭」南西部
「行の庭」北側、建物は宿泊室
宿泊室横にある船泊
船泊から見た桐の間(正面)と舟形天井橋(右)
宿泊室
舟形天井橋中央からは北正面に位置
舟形天井橋からみる北東の浜
橋のたもとに咲くコウホネ
リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm
テーマ:経営コンサルタントからのアドバイス - ジャンル:ビジネス
若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間か、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。
旅は、時間に追われる現実からの開放、明日への糧となります。
写真は、自分の記録であるとともに、お節介焼き精神から、他の人に情報提供も兼ねてとり続けてきました。
何を思って撮影したのだろうか? 自分も行ってみたい・・・
他の人に、そう思っていただける写真を撮りたいと思って、ライフワークとして、続けられるだけ続けてまいりたいです。
■■ 京都迎賓館5 日本の匠の技術の粋を集めた国賓級の人を迎える館 和の晩餐室「桐の間」
https://www.geihinkan.go.jp/kyoto/
京都迎賓館(きょうとげいひんかん、Kyoto State Guest House)は、京都市内の京都御苑内東北部にあり、元赤坂の迎賓館赤坂離宮とともに、日本の迎賓館として国の体面を保つ施設です。
迎賓館は、外国の国家元首や政府の長などの国賓を迎え入れた時に、会食や宿泊等の接遇を行う施設です。
京都迎賓館は、2005年(平成17年)4月17日に開館しました。「日本の伝統技能の粋を集めた最高のおもてなしの場」と評され、日本の歴史、文化を象徴する京都で、賓客を迎えいれ、日本への理解と友好を深める施設といえます。
建物は、洋風の赤坂迎賓館とは対照的な和風建築として設計されています。南側を「表」(公の場)、北を「奥」(私的施設)と位置付け、建物の南半分には会議・会談、晩餐、和風会食、管理等の施設が、北半分には賓客の居住・宿泊のための施設が配置されています。
歴史的景観や周辺の自然環境との調和を図るため、日本の伝統的な住居である入母屋(いりもや)屋根と数寄屋(すきや)造りの外観です。
「行の庭」と命名された池の周囲に、聚楽の間、夕映えの間、藤の間、桐の間、滝の澗、貴船の間、水明の間や宿泊エリアがあります。
所在地 京都府京都市上京区京都御苑23
敷地面積 約2万140平方メートル
本館構造 鉄筋コンクリート造、地上1階(地下1階)
延床面積 約1万6000平方メートル
庭園は、仁和寺・御室御所の御用庭師だった佐野藤右衛門氏が携わっています。庭園の大滝を手掛けたのは、イサム・ノグチ氏の共同制作者でもあった石彫家・和泉正敏氏です。
玄関前の「真の庭」、館内の中央「行の庭」、賓客宿泊室に面する「草の庭」の3面で構成されています。
「庭屋一如(ていおくいちにょ)」の現代和風の庭園として、尼崎博正氏の監修により、佐野藤右衛門氏を棟梁とする京都の庭師らにより作られました。
庭屋一如とは、「庭と建物は一つの如し」という意味です。庭と建物が融合し、自然と調和する境地、庭と建物の調和がとれた生活空間、引いては環境と共生する建物を指します。
古くから日本の住まいには庭園や坪庭があり、「自然と人は分かち難く、つながっている」という日本人の心情があらわれています。(「庭屋一如」の説明はhttps://shichusankyo.com/theme/garden/をもとに作成)
長年希望していたものの、なかなか予約が取れませんでした京都迎賓館を訪れるチャンスが偶然のタイミングでやってきました。
一名の予約キャンセルがあると、迎賓館横の休憩所で、係の人から声をかけられたのです。
日本の匠の技の結集である京都迎賓館は、想定以上に感動しました。
建物や調度品には、数寄屋大工、左官、作庭、截金(きりかね)、西陣織や蒔絵(まきえ)、漆など、数多くの京都を代表する伝統技能が活かされ、それを処々で感じ取れます。
■ 桐の間(きりのま)
最大24名までの会食が可能な、56畳の「和の晩餐室」です。
天井は全て同一材料で作られた長さ12メートル中杢天井です。床は、長さ8メートルの大床となっています。
座卓は堀座卓になっていて、座ることが苦手な外国の方でも足を出して座れます。座椅子の背には、政府及び京都迎賓館の紋である五七の桐が蒔絵で描かれています。座卓の天板は長さ約12メートルの等圧合板を下地にし、漆黒の漆が施されています。欄間「日月」には藤の間と同じ江里佐代子氏による截金(きりかね)細工がさりげなく施されています。
■ アクセス
京都市営地下鉄今出川駅より徒歩10分
見学料: 2,000円
事前予約制
空きがあると当日受付もあります
雪見障子のガラス部分から池面の揺らめきが見えます。
ひさしに池面の揺らめきが映って面白かったです
カメラマンの腕が悪くて表現できておらず
申しわけありません
引き戸のほぞ
障子紙も巻物状態ではなく
裁断された障子紙ですので、
貼り合わせた部分の線の位置が一定ではありません
藤の間から桐の間への移動の照明
折り紙行灯
折り紙をイメージした照明器がところどころに配されています
桐の間のしつらい図
桐の間
最大24名までの会食が可能な、56畳の「和の晩餐室」です
座卓は堀座卓になっていて、
座ることが苦手な外国の方でも足を出して座れます
床は、長さ8メートルの大床となっています
一幅の掛け軸は、源氏物語絵巻からとったものでしょうか
手前のテーブルに映り込まれています
歌舞伎を題材にした人形でしょうか
▲
畳の大きさは、
3尺×6尺(910mm×1820mm、1.6562 m2)
のものが基本です。
ここの畳は短辺の井艸を、通常の半分にして
中央で左右からの井艸を織り込んでいます。
そのために中央に二本の筋が浮かび上がっています。
(上写真は、説明用の見本)
天井は全て同一材料で作られた長さ12メートル中杢天井です
畳の中央がやや黒ずんだ線が見えるのは
上述のように井艸のよい部分だけを厳選して
特殊な畳表の造りになっているからです
座椅子の背には、
政府及び京都迎賓館の紋である五七の桐が
蒔絵で描かれています。
ちなみに豊臣秀吉は、五三の桐です。
円弧状に截金細工が欄間にしつらえられています。
欄間「日月」には、藤の間と同じ江里佐代子氏による
截金(きりかね)細工がさりげなく施されています。
欄間の截金
廊下の外には庭園も見えます
池を渡る屋根付き廊下
滝の間(たきのま)、畳船の間(きぶねのま)、水明の間(すいめいのま)は
見学コースに入っていませんでした。
桐の間から玄関の方に戻るには、この橋をわたります。
天井は舟形です
四隅の柱の上の梁には昆虫の透かしが刻まれています
他の3つはトンボ、コオロギ、バッタです
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旅は、時間に追われる現実からの開放、明日への糧となります。
写真は、自分の記録であるとともに、お節介焼き精神から、他の人に情報提供も兼ねてとり続けてきました。
何を思って撮影したのだろうか? 自分も行ってみたい・・・
他の人に、そう思っていただける写真を撮りたいと思って、ライフワークとして、続けられるだけ続けてまいりたいです。
■■ 京都迎賓館4 日本の匠の技術の粋を集めた国賓級の人を迎える館 晩餐会場「藤の間」
https://www.geihinkan.go.jp/kyoto/
京都迎賓館(きょうとげいひんかん、Kyoto State Guest House)は、京都市内の京都御苑内東北部にあり、元赤坂の迎賓館赤坂離宮とともに、日本の迎賓館として国の体面を保つ施設です。
迎賓館は、外国の国家元首や政府の長などの国賓を迎え入れた時に、会食や宿泊等の接遇を行う施設です。
京都迎賓館は、2005年(平成17年)4月17日に開館しました。「日本の伝統技能の粋を集めた最高のおもてなしの場」と評され、日本の歴史、文化を象徴する京都で、賓客を迎えいれ、日本への理解と友好を深める施設といえます。
建物は、洋風の赤坂迎賓館とは対照的な和風建築として設計されています。南側を「表」(公の場)、北を「奥」(私的施設)と位置付け、建物の南半分には会議・会談、晩餐、和風会食、管理等の施設が、北半分には賓客の居住・宿泊のための施設が配置されています。
歴史的景観や周辺の自然環境との調和を図るため、日本の伝統的な住居である入母屋(いりもや)屋根と数寄屋(すきや)造りの外観です。
「行の庭」と命名された池の周囲に、聚楽の間、夕映えの間、藤の間、桐の間、滝の澗、貴船の間、水明の間や宿泊エリアがあります。
所在地 京都府京都市上京区京都御苑23
敷地面積 約2万140平方メートル
本館構造 鉄筋コンクリート造、地上1階(地下1階)
延床面積 約1万6000平方メートル
庭園は、仁和寺・御室御所の御用庭師だった佐野藤右衛門氏が携わっています。庭園の大滝を手掛けたのは、イサム・ノグチ氏の共同制作者でもあった石彫家・和泉正敏氏です。
玄関前の「真の庭」、館内の中央「行の庭」、賓客宿泊室に面する「草の庭」の3面で構成されています。
「庭屋一如(ていおくいちにょ)」の現代和風の庭園として、尼崎博正氏の監修により、佐野藤右衛門氏を棟梁とする京都の庭師らにより作られました。
庭屋一如とは、「庭と建物は一つの如し」という意味です。庭と建物が融合し、自然と調和する境地、庭と建物の調和がとれた生活空間、引いては環境と共生する建物を指します。
古くから日本の住まいには庭園や坪庭があり、「自然と人は分かち難く、つながっている」という日本人の心情があらわれています。(「庭屋一如」の説明はhttps://shichusankyo.com/theme/garden/をもとに作成)
長年希望していたものの、なかなか予約が取れませんでした京都迎賓館を訪れるチャンスが偶然のタイミングでやってきました。
一名の予約キャンセルがあると、迎賓館横の休憩所で、係の人から声をかけられたのです。
日本の匠の技の結集である京都迎賓館は、想定以上に感動しました。
建物や調度品には、数寄屋大工、左官、作庭、截金(きりかね)、西陣織や蒔絵(まきえ)、漆など、数多くの京都を代表する伝統技能が活かされ、それを処々で感じ取れます。
■ 藤の間(ふじのま)
最大120名までの大広間で、主に晩餐室として使われます。人間国宝の江里佐代子氏による截金(きりかね)が施された檜舞台と舞台扉「響流光韻」(こおるこういん)は、見応えがあります。
正面の壁面は、藤を始めとする39種の四季の花々が描かれた綴れ織で、「麗花」(れいか)と命名されています。言うまでもなく、これが、この部屋の名前の由来となっています。その下図は鹿見喜陌氏、監修者は内山武夫氏によるものです。
床の段通には、藤の花びらが散りばめられていますが、その気になって目をこらえて見ますと藤の花びらが浮き上がって見えてきます。
■ アクセス
京都市営地下鉄今出川駅より徒歩10分
見学料: 2,000円
事前予約制
空きがあると当日受付もあります
藤の間と廊下
正面は「麗花」(れいか)と命名されています。
藤を始めとする39種の四季の花々が描かれた綴れ織
日本画と紛う藤の綴れ織り
正面右手の桜
正面西側に配された家具
沈金細工でしょうか
西面:檜舞台
人間国宝の江里佐代子氏による
截金(きりかね)が施された檜舞台と
可動式の舞台扉「響流光韻」(こおるこういん)
コンピュータ・グラフィックスを見るような細緻な截金
可動式扉の沈金は角度を変えると見え方が変わります
下に垂れた細い截金にも心が配られています
仕切り衝立
衝立の縦枠に、藤の間らしい細やかな飾り
東面
藤の間は、館内最大の大広間
最大120名までの晩餐室
展示用テーブルセット
背もたれも座面も紫色に統一された西陣織
漆黒に金色がさりげなく
料理により、器やツールが異なります
藤の花びらが散りばめられた床の段通
踏むのが阻まれます。
膝をついて写真を撮ることが禁じられています。
格子天井になっている照明
各格子が3枚の可動式のカバーで
いろいろなバリエーションの照明ができます
「和」基調の幾何学模様ですが違和感がありません
飾り金具
黒漆枠の欄間
雪見障子から池が見えます
詳細は、「庭園編」をご覧下さい
リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm
テーマ:経営コンサルタントからのアドバイス - ジャンル:ビジネス
若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間か、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。
旅は、時間に追われる現実からの開放、明日への糧となります。
写真は、自分の記録であるとともに、お節介焼き精神から、他の人に情報提供も兼ねてとり続けてきました。
何を思って撮影したのだろうか? 自分も行ってみたい・・・
他の人に、そう思っていただける写真を撮りたいと思って、ライフワークとして、続けられるだけ続けてまいりたいです。
■■ 京都迎賓館6 日本の匠の技術の粋を集めた国賓級の人を迎える館 庭屋一如の3つの庭園
https://www.geihinkan.go.jp/kyoto/
京都迎賓館(きょうとげいひんかん、Kyoto State Guest House)は、京都市内の京都御苑内東北部にあり、元赤坂の迎賓館赤坂離宮とともに、日本の迎賓館として国の体面を保つ施設です。
迎賓館は、外国の国家元首や政府の長などの国賓を迎え入れた時に、会食や宿泊等の接遇を行う施設です。
京都迎賓館は、2005年(平成17年)4月17日に開館しました。「日本の伝統技能の粋を集めた最高のおもてなしの場」と評され、日本の歴史、文化を象徴する京都で、賓客を迎えいれ、日本への理解と友好を深める施設といえます。
建物は、洋風の赤坂迎賓館とは対照的な和風建築として設計されています。南側を「表」(公の場)、北を「奥」(私的施設)と位置付け、建物の南半分には会議・会談、晩餐、和風会食、管理等の施設が、北半分には賓客の居住・宿泊のための施設が配置されています。
歴史的景観や周辺の自然環境との調和を図るため、日本の伝統的な住居である入母屋(いりもや)屋根と数寄屋(すきや)造りの外観です。
「行の庭」と命名された池の周囲に、聚楽の間、夕映えの間、藤の間、桐の間、滝の澗、貴船の間、水明の間や宿泊エリアがあります。
所在地 京都府京都市上京区京都御苑23
敷地面積 約2万140平方メートル
本館構造 鉄筋コンクリート造、地上1階(地下1階)
延床面積 約1万6000平方メートル
庭園は、仁和寺・御室御所の御用庭師だった佐野藤右衛門氏が携わっています。庭園の大滝を手掛けたのは、イサム・ノグチ氏の共同制作者でもあった石彫家・和泉正敏氏です。
玄関前の「真の庭」、館内の中央「行の庭」、賓客宿泊室に面する「草の庭」の3面で構成されています。
「庭屋一如(ていおくいちにょ)」の現代和風の庭園として、尼崎博正氏の監修により、佐野藤右衛門氏を棟梁とする京都の庭師らにより作られました。
庭屋一如とは、「庭と建物は一つの如し」という意味です。庭と建物が融合し、自然と調和する境地、庭と建物の調和がとれた生活空間、引いては環境と共生する建物を指します。
古くから日本の住まいには庭園や坪庭があり、「自然と人は分かち難く、つながっている」という日本人の心情があらわれています。(「庭屋一如」の説明はhttps://shichusankyo.com/theme/garden/をもとに作成)
長年希望していたものの、なかなか予約が取れませんでした京都迎賓館を訪れるチャンスが偶然のタイミングでやってきました。
一名の予約キャンセルがあると、迎賓館横の休憩所で、係の人から声をかけられたのです。
日本の匠の技の結集である京都迎賓館は、想定以上に感動しました。
建物や調度品には、数寄屋大工、左官、作庭、截金(きりかね)、西陣織や蒔絵(まきえ)、漆など、数多くの京都を代表する伝統技能が活かされ、それを処々で感じ取れます。
■ 日本庭園
玄関前の「真の庭」、館内の中央「行の庭」、賓客宿泊室に面する「草の庭」の3面で構成されています。
「庭屋一如(ていおくいちにょ)」の現代和風の庭園として、尼崎博正氏の監修により、佐野藤右衛門氏を棟梁とする京都の庭師らにより作られました。
庭屋一如とは、「庭と建物は一つの如し」という意味です。庭と建物が融合し、自然と調和する境地、庭と建物の調和がとれた生活空間、引いては環境と共生する建物を指します。
古くから日本の住まいには庭園や坪庭があり、「自然と人は分かち難く、つながっている」という日本人の心情があらわれています。(「庭屋一如」の説明はhttps://shichusankyo.com/theme/garden/をもとに作成)
ただし、一般ツアーでは、宿泊室に面し、滝を有する「草の庭」を拝見することはできませんでした。
■ アクセス
京都市営地下鉄今出川駅より徒歩10分
見学料: 2,000円
事前予約制
空きがあると当日受付もあります
玄関前の「真の庭」
京都迎賓館前庭
「新の庭」は京都迎賓館正面玄関前に位置しています
前庭には御影石が敷き詰められ重厚さを感じました
「新の庭」の二大立役者
玄関越しに見る正面門
館内の中央「行の庭」
建物に囲まれ、中庭のようになっているのが「行の庭」です
エントランスホールから見た「行の庭」の池
最初に入った「聚楽の間」からは庭園・池は見えません
夕映えの間から見た「行の庭」
「比叡月映」、「愛宕夕照」の綴れ織りのある
夕映えの間から「行の庭」を見ました
夕映えの間から見た「行の庭」南池
藤の間から見た「行の庭」
大広間の晩餐室である藤の間は、
人間国宝の江里佐代子氏による截金で飾られています。
雪見障子越しに見る「行の庭」
水面の揺らぎ
桐の間から見た「行の庭」
和の晩餐室「桐の間」からも「行の庭」が見えます
桐の間の廊下の外には庭園も見えます
舟形天井の廊下から見た「行の庭」
池を渡る屋根付き廊下
橋の南東たもとに立つやなぎ
「行の庭」南半分
正面は夕映えの間
「行の庭」南東部
「行の庭」南西部
「行の庭」南西部
「行の庭」北側、建物は宿泊室
宿泊室横にある船泊
船泊から見た桐の間(正面)と舟形天井橋(右)
宿泊室
舟形天井橋中央からは北正面に位置
舟形天井橋からみる北東の浜
橋のたもとに咲くコウホネ
リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm
テーマ:経営コンサルタントからのアドバイス - ジャンル:ビジネス
若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間か、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。
旅は、時間に追われる現実からの開放、明日への糧となります。
写真は、自分の記録であるとともに、お節介焼き精神から、他の人に情報提供も兼ねてとり続けてきました。
何を思って撮影したのだろうか? 自分も行ってみたい・・・
他の人に、そう思っていただける写真を撮りたいと思って、ライフワークとして、続けられるだけ続けてまいりたいです。
■■ 京都迎賓館6 日本の匠の技術の粋を集めた国賓級の人を迎える館 庭屋一如の3つの庭園
https://www.geihinkan.go.jp/kyoto/
京都迎賓館(きょうとげいひんかん、Kyoto State Guest House)は、京都市内の京都御苑内東北部にあり、元赤坂の迎賓館赤坂離宮とともに、日本の迎賓館として国の体面を保つ施設です。
迎賓館は、外国の国家元首や政府の長などの国賓を迎え入れた時に、会食や宿泊等の接遇を行う施設です。
京都迎賓館は、2005年(平成17年)4月17日に開館しました。「日本の伝統技能の粋を集めた最高のおもてなしの場」と評され、日本の歴史、文化を象徴する京都で、賓客を迎えいれ、日本への理解と友好を深める施設といえます。
建物は、洋風の赤坂迎賓館とは対照的な和風建築として設計されています。南側を「表」(公の場)、北を「奥」(私的施設)と位置付け、建物の南半分には会議・会談、晩餐、和風会食、管理等の施設が、北半分には賓客の居住・宿泊のための施設が配置されています。
歴史的景観や周辺の自然環境との調和を図るため、日本の伝統的な住居である入母屋(いりもや)屋根と数寄屋(すきや)造りの外観です。
「行の庭」と命名された池の周囲に、聚楽の間、夕映えの間、藤の間、桐の間、滝の澗、貴船の間、水明の間や宿泊エリアがあります。
所在地 京都府京都市上京区京都御苑23
敷地面積 約2万140平方メートル
本館構造 鉄筋コンクリート造、地上1階(地下1階)
延床面積 約1万6000平方メートル
庭園は、仁和寺・御室御所の御用庭師だった佐野藤右衛門氏が携わっています。庭園の大滝を手掛けたのは、イサム・ノグチ氏の共同制作者でもあった石彫家・和泉正敏氏です。
玄関前の「真の庭」、館内の中央「行の庭」、賓客宿泊室に面する「草の庭」の3面で構成されています。
「庭屋一如(ていおくいちにょ)」の現代和風の庭園として、尼崎博正氏の監修により、佐野藤右衛門氏を棟梁とする京都の庭師らにより作られました。
庭屋一如とは、「庭と建物は一つの如し」という意味です。庭と建物が融合し、自然と調和する境地、庭と建物の調和がとれた生活空間、引いては環境と共生する建物を指します。
古くから日本の住まいには庭園や坪庭があり、「自然と人は分かち難く、つながっている」という日本人の心情があらわれています。(「庭屋一如」の説明はhttps://shichusankyo.com/theme/garden/をもとに作成)
長年希望していたものの、なかなか予約が取れませんでした京都迎賓館を訪れるチャンスが偶然のタイミングでやってきました。
一名の予約キャンセルがあると、迎賓館横の休憩所で、係の人から声をかけられたのです。
日本の匠の技の結集である京都迎賓館は、想定以上に感動しました。
建物や調度品には、数寄屋大工、左官、作庭、截金(きりかね)、西陣織や蒔絵(まきえ)、漆など、数多くの京都を代表する伝統技能が活かされ、それを処々で感じ取れます。
■ 日本庭園
玄関前の「真の庭」、館内の中央「行の庭」、賓客宿泊室に面する「草の庭」の3面で構成されています。
「庭屋一如(ていおくいちにょ)」の現代和風の庭園として、尼崎博正氏の監修により、佐野藤右衛門氏を棟梁とする京都の庭師らにより作られました。
庭屋一如とは、「庭と建物は一つの如し」という意味です。庭と建物が融合し、自然と調和する境地、庭と建物の調和がとれた生活空間、引いては環境と共生する建物を指します。
古くから日本の住まいには庭園や坪庭があり、「自然と人は分かち難く、つながっている」という日本人の心情があらわれています。(「庭屋一如」の説明はhttps://shichusankyo.com/theme/garden/をもとに作成)
ただし、一般ツアーでは、宿泊室に面し、滝を有する「草の庭」を拝見することはできませんでした。
■ アクセス
京都市営地下鉄今出川駅より徒歩10分
見学料: 2,000円
事前予約制
空きがあると当日受付もあります
玄関前の「真の庭」
京都迎賓館前庭
「新の庭」は京都迎賓館正面玄関前に位置しています
前庭には御影石が敷き詰められ重厚さを感じました
「新の庭」の二大立役者
玄関越しに見る正面門
館内の中央「行の庭」
建物に囲まれ、中庭のようになっているのが「行の庭」です
エントランスホールから見た「行の庭」の池
最初に入った「聚楽の間」からは庭園・池は見えません
夕映えの間から見た「行の庭」
「比叡月映」、「愛宕夕照」の綴れ織りのある
夕映えの間から「行の庭」を見ました
夕映えの間から見た「行の庭」南池
藤の間から見た「行の庭」
大広間の晩餐室である藤の間は、
人間国宝の江里佐代子氏による截金で飾られています。
雪見障子越しに見る「行の庭」
水面の揺らぎ
桐の間から見た「行の庭」
和の晩餐室「桐の間」からも「行の庭」が見えます
桐の間の廊下の外には庭園も見えます
舟形天井の廊下から見た「行の庭」
池を渡る屋根付き廊下
橋の南東たもとに立つやなぎ
「行の庭」南半分
正面は夕映えの間
「行の庭」南東部
「行の庭」南西部
「行の庭」南西部
「行の庭」北側、建物は宿泊室
宿泊室横にある船泊
船泊から見た桐の間(正面)と舟形天井橋(右)
宿泊室
舟形天井橋中央からは北正面に位置
舟形天井橋からみる北東の浜
橋のたもとに咲くコウホネ
リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm
テーマ:経営コンサルタントからのアドバイス - ジャンル:ビジネス
若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間か、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。
旅は、時間に追われる現実からの開放、明日への糧となります。
写真は、自分の記録であるとともに、お節介焼き精神から、他の人に情報提供も兼ねてとり続けてきました。
何を思って撮影したのだろうか? 自分も行ってみたい・・・
他の人に、そう思っていただける写真を撮りたいと思って、ライフワークとして、続けられるだけ続けてまいりたいです。
京都仙洞御所(せんとうごしょ)は、御所公園の南東部に位置し、京都迎賓館と並んでいます。
後水尾上皇の御所として、1630年(寛永7)に完成しました。残念ながら当初の御殿は1854年(嘉永7)に焼失してしまい、今日まで再建されることはありませんでした。現在では庭園のみが残っています。現存するのは、醒花亭と又新亭の2つの茶屋と雄大な庭園が往時の面影を残しているのみです。
仙洞御所(せんとうごしょ)は、太上天皇・法皇など、主に退位(譲位)した天皇のための御所のことを指します。それに対して、皇太后・太皇太后(崩御した天皇の皇后)の御所(女院御所)を大宮御所(おおみやごしょ)と呼びます。
1854年の火災後、建築群は再建されず、現在では庭園のみが残っています。1867年以降、隣の御常御殿が残る大宮御所に組みいれられ、皇室の京都における邸宅として整備されました。現在では大宮御所と仙洞御所を合わせた邸宅を単に「大宮御所」と呼び、天皇・皇后の行幸啓(帰京)の際の滞在施設として使用されています。
仙洞御所(大宮御所ふくむ)の地は、かつて太閤秀吉が築いた豊臣家の本邸「京都新城」のあった地であり、寛永4年に後水尾天皇が譲位の意向を示しますと、幕府はこの地を仙洞御所と大宮御所の地として選び御所建設工事に着手しました。
2019年4月30日、第125代天皇明仁が退位し、上皇となりました。その上皇の御所として「仙洞御所」が東京(東京都内)にも整備されることから、区別の為に従来の仙洞御所は「京都仙洞御所」と改称されました。
庭園
現代も天皇・皇后や上皇・上皇后(皇太后)両陛下の御宿泊所となる『京都大宮御所』に連なる池泉廻遊式日本庭園は、江戸時代初期に、後水尾上皇と仙洞御所の作事奉行だった小堀遠州により作庭されました。
北池と南池という大きな2つの池泉が配されています。
「北池」は、正面に見える東山の借景がとりわけ美しく見えます。
北池を右回りに進みますと「六枚橋」に出ます。池のこの周辺は「阿古瀬淵」と呼ばれます。平安時代の歌人・紀貫之の邸宅がかつてこの辺りにあったと伝わり、そのことから名付けられました。また豊臣秀吉が『聚楽第』の後に築いた本邸『京都新城』の庭園の遺構とも伝わります。
水の流れを眺めながら大きな池を回遊しますと、モミジが美しいエリア〜苔の美しい園路…といった風景の変化を楽しめます。(おいけさんサイト参照作成)
鷺島を通ってさらに進みますと「八ツ橋」にでて、南池エリアに入ります。八ツ橋は、かつては屋根のついた橋であったそうで、今では藤棚に覆われています。その先は直線的な護岸で当時の遺構です。
南池のほとりにある茶室「醒花亭」の前の堤に、12万戸の丸石が敷き詰められています。丸石を集めるために、東京の『旧芝離宮恩賜庭園』で知られる小田原藩主・大久保忠真が、丸石一つにつき米一升といって集めたのです。そのことから、この丸石を「一升石」と呼ぶそうです。
園内には二つの茶室があります。
園内に入りますと右手にあるのが「又新亭(ゆうしんてい)」です。明治時代に五摂家のひとつ近衛家から献上された茶室です。海外からの賓客が大宮御所に泊まられた際などに日本の文化を代表する茶道をここで体験していただきます。造りも、いわゆる「茶室」といえる造りで、
他の一つは、南池の南端ほとりにある茶室が「醒花亭(せいかてい)」です。前述の「又新亭」が、茶室茶室しているのに対して、こちらは開放的で、煎茶を楽しむためにしつらえています。前庭の苔が美しいと評判です。
■ アクセス
京都市営地下鉄烏丸線 丸太町駅より徒歩10~15分
京阪本線 神宮丸太町駅より徒歩約15分
市バス「府立医大病院前」下車、徒歩約10分
最寄バス停は「荒神口」「烏丸下長者町」バス停 徒歩約10分
〒602-0881 京都府京都市上京区京都御苑2番地
定休日 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/28~1/4)、行事等が行われる日
TEL 075-211-1215(宮内庁京都事務所参観係)
ホームページ http://sankan.kunaicho.go.jp/
料金:無料(入場人数制限あり)
予約方法:事前申込が好ましく、午前11時より当日申込の整理券が門前で発行
御常御殿
大宮御所・仙洞御所とも焼失し、再建されず、
その代替を務めるのが御常御殿です。
大宮御所・仙洞御所の勅使門
御所への大通りに直交する道から見た勅使門
左手は有栖川宮旧邸後
勅使門
「京都大宮御所」の御常御殿
後水尾上皇の御所として、1630年(寛永7)に完成しましたが
1854年(嘉永7)に焼失し、再建されていません。
大宮御所・仙洞御所の代わりに、
ここ御常御殿が、皇族の皆さんの宿泊所
車寄せ
皇族の皆さんが来られたときに
お出迎えの人が少なければ車寄せから下車
たくさんのお出迎えがいる時には、
勅使門を入られたところで下車し
徒歩で御常御殿に入られるそうです。
御常御殿車寄せの天井
大宮御所・仙洞御所庭園への入り口
御常御殿を南側から見る
建物は和風ですが、室内は洋風になっているそうです。
中央にシャンデリアが一つ点灯しているのが見えます。
お茶室
園内には二つの茶室があります。
園内に入りますと右手にあるのが「又新亭(ゆうしんてい)」です。明治時代に五摂家のひとつ近衛家から献上された茶室です。海外からの賓客が大宮御所に泊まられた際などに日本の文化を代表する茶道をここで体験していただきます。造りも、いわゆる「茶室」といえる造りで、
他の一つは、南池の南端ほとりにある茶室が「醒花亭(せいかてい)」です。前述の「又新亭」が、茶室茶室しているのに対して、こちらは開放的で、煎茶を楽しむためにしつらえています。前庭の苔が美しいと評判です。
お茶室への門
植木職人さん達がお手入れの最中でした。
「又新亭(ゆうしんてい)」
明治時代に五摂家のひとつ近衛家から献上
伝統的なお茶室らしいお茶室です。
海外からの賓客が大宮御所に泊まられた際などに
日本の文化を代表する茶道をここで体験していただきます。
中を見られないのが残念です。
醒花亭(せいかてい)
南池の南端ほとりに立っています。
洲浜には12万戸の丸石が敷き詰められています。
丸石を集めるために、丸石一つにつき米一升といって集めたので、
そのことから、この丸石を「一升石」と呼ぶそうです。
「又新亭(ゆうしんてい)」が、いかにも「茶室」という設えなのに対して
こちらは開放的です。
煎茶を楽しむためにしつらえています。
前庭の苔が美しいと評判です。
入口側
仙洞御所跡
柿本社
大宮御所・仙洞御所をお守りする神社
リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm
テーマ:経営コンサルタントからのアドバイス - ジャンル:ビジネス
若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間か、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。
旅は、時間に追われる現実からの開放、明日への糧となります。
写真は、自分の記録であるとともに、お節介焼き精神から、他の人に情報提供も兼ねてとり続けてきました。
何を思って撮影したのだろうか? 自分も行ってみたい・・・
他の人に、そう思っていただける写真を撮りたいと思って、ライフワークとして、続けられるだけ続けてまいりたいです。
■■ 京都迎賓館5 日本の匠の技術の粋を集めた国賓級の人を迎える館 和の晩餐室「桐の間」
https://www.geihinkan.go.jp/kyoto/
京都迎賓館(きょうとげいひんかん、Kyoto State Guest House)は、京都市内の京都御苑内東北部にあり、元赤坂の迎賓館赤坂離宮とともに、日本の迎賓館として国の体面を保つ施設です。
迎賓館は、外国の国家元首や政府の長などの国賓を迎え入れた時に、会食や宿泊等の接遇を行う施設です。
京都迎賓館は、2005年(平成17年)4月17日に開館しました。「日本の伝統技能の粋を集めた最高のおもてなしの場」と評され、日本の歴史、文化を象徴する京都で、賓客を迎えいれ、日本への理解と友好を深める施設といえます。
建物は、洋風の赤坂迎賓館とは対照的な和風建築として設計されています。南側を「表」(公の場)、北を「奥」(私的施設)と位置付け、建物の南半分には会議・会談、晩餐、和風会食、管理等の施設が、北半分には賓客の居住・宿泊のための施設が配置されています。
歴史的景観や周辺の自然環境との調和を図るため、日本の伝統的な住居である入母屋(いりもや)屋根と数寄屋(すきや)造りの外観です。
「行の庭」と命名された池の周囲に、聚楽の間、夕映えの間、藤の間、桐の間、滝の澗、貴船の間、水明の間や宿泊エリアがあります。
所在地 京都府京都市上京区京都御苑23
敷地面積 約2万140平方メートル
本館構造 鉄筋コンクリート造、地上1階(地下1階)
延床面積 約1万6000平方メートル
庭園は、仁和寺・御室御所の御用庭師だった佐野藤右衛門氏が携わっています。庭園の大滝を手掛けたのは、イサム・ノグチ氏の共同制作者でもあった石彫家・和泉正敏氏です。
玄関前の「真の庭」、館内の中央「行の庭」、賓客宿泊室に面する「草の庭」の3面で構成されています。
「庭屋一如(ていおくいちにょ)」の現代和風の庭園として、尼崎博正氏の監修により、佐野藤右衛門氏を棟梁とする京都の庭師らにより作られました。
庭屋一如とは、「庭と建物は一つの如し」という意味です。庭と建物が融合し、自然と調和する境地、庭と建物の調和がとれた生活空間、引いては環境と共生する建物を指します。
古くから日本の住まいには庭園や坪庭があり、「自然と人は分かち難く、つながっている」という日本人の心情があらわれています。(「庭屋一如」の説明はhttps://shichusankyo.com/theme/garden/をもとに作成)
長年希望していたものの、なかなか予約が取れませんでした京都迎賓館を訪れるチャンスが偶然のタイミングでやってきました。
一名の予約キャンセルがあると、迎賓館横の休憩所で、係の人から声をかけられたのです。
日本の匠の技の結集である京都迎賓館は、想定以上に感動しました。
建物や調度品には、数寄屋大工、左官、作庭、截金(きりかね)、西陣織や蒔絵(まきえ)、漆など、数多くの京都を代表する伝統技能が活かされ、それを処々で感じ取れます。
■ 桐の間(きりのま)
最大24名までの会食が可能な、56畳の「和の晩餐室」です。
天井は全て同一材料で作られた長さ12メートル中杢天井です。床は、長さ8メートルの大床となっています。
座卓は堀座卓になっていて、座ることが苦手な外国の方でも足を出して座れます。座椅子の背には、政府及び京都迎賓館の紋である五七の桐が蒔絵で描かれています。座卓の天板は長さ約12メートルの等圧合板を下地にし、漆黒の漆が施されています。欄間「日月」には藤の間と同じ江里佐代子氏による截金(きりかね)細工がさりげなく施されています。
■ アクセス
京都市営地下鉄今出川駅より徒歩10分
見学料: 2,000円
事前予約制
空きがあると当日受付もあります
雪見障子のガラス部分から池面の揺らめきが見えます。
ひさしに池面の揺らめきが映って面白かったです
カメラマンの腕が悪くて表現できておらず
申しわけありません
引き戸のほぞ
障子紙も巻物状態ではなく
裁断された障子紙ですので、
貼り合わせた部分の線の位置が一定ではありません
藤の間から桐の間への移動の照明
折り紙行灯
折り紙をイメージした照明器がところどころに配されています
桐の間のしつらい図
桐の間
最大24名までの会食が可能な、56畳の「和の晩餐室」です
座卓は堀座卓になっていて、
座ることが苦手な外国の方でも足を出して座れます
床は、長さ8メートルの大床となっています
一幅の掛け軸は、源氏物語絵巻からとったものでしょうか
手前のテーブルに映り込まれています
歌舞伎を題材にした人形でしょうか
▲
畳の大きさは、
3尺×6尺(910mm×1820mm、1.6562 m2)
のものが基本です。
ここの畳は短辺の井艸を、通常の半分にして
中央で左右からの井艸を織り込んでいます。
そのために中央に二本の筋が浮かび上がっています。
(上写真は、説明用の見本)
天井は全て同一材料で作られた長さ12メートル中杢天井です
畳の中央がやや黒ずんだ線が見えるのは
上述のように井艸のよい部分だけを厳選して
特殊な畳表の造りになっているからです
座椅子の背には、
政府及び京都迎賓館の紋である五七の桐が
蒔絵で描かれています。
ちなみに豊臣秀吉は、五三の桐です。
円弧状に截金細工が欄間にしつらえられています。
欄間「日月」には、藤の間と同じ江里佐代子氏による
截金(きりかね)細工がさりげなく施されています。
欄間の截金
廊下の外には庭園も見えます
池を渡る屋根付き廊下
滝の間(たきのま)、畳船の間(きぶねのま)、水明の間(すいめいのま)は
見学コースに入っていませんでした。
桐の間から玄関の方に戻るには、この橋をわたります。
天井は舟形です
四隅の柱の上の梁には昆虫の透かしが刻まれています
他の3つはトンボ、コオロギ、バッタです
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テーマ:経営コンサルタントからのアドバイス - ジャンル:ビジネス
若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。
旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。
日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。
下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。
■■ 山梨県南都留郡富士河口湖町 河口湖美術館庭園 池泉観賞式の日本庭園
河口湖美術館は、河口湖湖畔に立ち、平成3年4月に開館しました。
設置目的は、美術に関する町民の知識及び教養の向上を図り、町民文化の発展に寄与するためと、美術を通して町の発展を願っています。
提供する主なサービス
①美術品及び美術に関する模写、模型、文献、写真、フィルム等を収集・保管・展示する
②美術に関する専門的、技術的な調査・研究
③美術に関する講演会、講習会、映写会、研究会を開催 建物へは、道路側から入り、正面に湖を遠目に見ながら右に行きます。
「天女の笛」と題する馬に乗った天女像が立っていて、その前をぐるりと廻ってエントランスになります。
館内に入ると右手が受付、正面はミュージアムショップです。通路両サイドに展示室があり、エントランス右奥にカフェがあります。ショップやカフェのみの利用もできます。
ミュージアムショップでは、ポストカードはもちろん、写真や書籍など富士山にまつわるグッズがが売られています。企画展時には期間限定グッズも置かれています。
エントランスを入って東西に展示室があり、企画展が開催されています。その奥には“カフェ河口湖ビュー”があります。席数は十数席と多くはありませんが、全席からゆったりと河口湖を望む自然豊かな景色が広がっています。展示会の鑑賞後や湖畔散歩の途中に、一休みをするのもよいでしょう。(カフェのみの利用の場合は、受付で声を掛けるとよいでしょう)
カフェからは、湖や周囲を囲む丘陵だけではなく、すぐ下に池のある小さな日本庭園も鑑賞できます。
■ アクセス
開館時間 10:00~16:00(入館は15:30まで)季節により変動有り 入館料 【企画展開催時】
一般・大学生:800円(720円) 高校生・中学生:500円(450円) 【コレクション展開催時】
一般・大学生:500円(450円) 高校生・中学生:300円(270 円) 小学生以下: 無料
休館日 火曜日 展示替えの休館 年末 ( 繁忙期は無休 正月は開館)
駐車場大型車:10台 普通車:50台
所在地〒401-0304 山梨県南都留郡富士河口湖町河口3170
問い合わせTEL. 0555-73-8666 FAX. 0555-76-7879
美術館は湖畔に立つ
入り口を入ると正面に河口湖
右手に美術館建物が見えます
奥正面が河口湖が見えるカフェ
通路の絵画は撮影できます。
櫻井孝美氏「天地無上」
カフェ河口湖ビュー
カフェから見下ろす河口湖美術館庭園
建物のエントランスから出て、
ぐるりと廻ると庭園の水源地が見えてきます。
水源地近くのせせらぎ
池・河口湖方向に向かって流れが続きます
池の方に行くためには、
いったん河口湖がみえる広場に出ます。
そこには、何種類かの桜が植えられています。
広場側から池泉に近づきます。
池に近づくと、美術館の西側の建物が見えてきます。
カフェコーナーのあるところです。
美術館から見て、池の最も奥の部分
ここから河口湖に流れ込みます。
池畔には松がせり出しています。
その奥に石組みも見えます。
小さな池ながら中の島もあります。
美術館側から見る池泉
振り返ると河口湖が広がっています。
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リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm
ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】
写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。
静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm
【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています
テーマ:経営コンサルタントからのアドバイス - ジャンル:ビジネス
若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間か、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。
旅は、時間に追われる現実からの開放、明日への糧となります。
写真は、自分の記録であるとともに、お節介焼き精神から、他の人に情報提供も兼ねてとり続けてきました。
何を思って撮影したのだろうか? 自分も行ってみたい・・・
他の人に、そう思っていただける写真を撮りたいと思って、ライフワークとして、続けられるだけ続けてまいりたいです。
■■ 京都迎賓館4 日本の匠の技術の粋を集めた国賓級の人を迎える館 晩餐会場「藤の間」
https://www.geihinkan.go.jp/kyoto/
京都迎賓館(きょうとげいひんかん、Kyoto State Guest House)は、京都市内の京都御苑内東北部にあり、元赤坂の迎賓館赤坂離宮とともに、日本の迎賓館として国の体面を保つ施設です。
迎賓館は、外国の国家元首や政府の長などの国賓を迎え入れた時に、会食や宿泊等の接遇を行う施設です。
京都迎賓館は、2005年(平成17年)4月17日に開館しました。「日本の伝統技能の粋を集めた最高のおもてなしの場」と評され、日本の歴史、文化を象徴する京都で、賓客を迎えいれ、日本への理解と友好を深める施設といえます。
建物は、洋風の赤坂迎賓館とは対照的な和風建築として設計されています。南側を「表」(公の場)、北を「奥」(私的施設)と位置付け、建物の南半分には会議・会談、晩餐、和風会食、管理等の施設が、北半分には賓客の居住・宿泊のための施設が配置されています。
歴史的景観や周辺の自然環境との調和を図るため、日本の伝統的な住居である入母屋(いりもや)屋根と数寄屋(すきや)造りの外観です。
「行の庭」と命名された池の周囲に、聚楽の間、夕映えの間、藤の間、桐の間、滝の澗、貴船の間、水明の間や宿泊エリアがあります。
所在地 京都府京都市上京区京都御苑23
敷地面積 約2万140平方メートル
本館構造 鉄筋コンクリート造、地上1階(地下1階)
延床面積 約1万6000平方メートル
庭園は、仁和寺・御室御所の御用庭師だった佐野藤右衛門氏が携わっています。庭園の大滝を手掛けたのは、イサム・ノグチ氏の共同制作者でもあった石彫家・和泉正敏氏です。
玄関前の「真の庭」、館内の中央「行の庭」、賓客宿泊室に面する「草の庭」の3面で構成されています。
「庭屋一如(ていおくいちにょ)」の現代和風の庭園として、尼崎博正氏の監修により、佐野藤右衛門氏を棟梁とする京都の庭師らにより作られました。
庭屋一如とは、「庭と建物は一つの如し」という意味です。庭と建物が融合し、自然と調和する境地、庭と建物の調和がとれた生活空間、引いては環境と共生する建物を指します。
古くから日本の住まいには庭園や坪庭があり、「自然と人は分かち難く、つながっている」という日本人の心情があらわれています。(「庭屋一如」の説明はhttps://shichusankyo.com/theme/garden/をもとに作成)
長年希望していたものの、なかなか予約が取れませんでした京都迎賓館を訪れるチャンスが偶然のタイミングでやってきました。
一名の予約キャンセルがあると、迎賓館横の休憩所で、係の人から声をかけられたのです。
日本の匠の技の結集である京都迎賓館は、想定以上に感動しました。
建物や調度品には、数寄屋大工、左官、作庭、截金(きりかね)、西陣織や蒔絵(まきえ)、漆など、数多くの京都を代表する伝統技能が活かされ、それを処々で感じ取れます。
■ 藤の間(ふじのま)
最大120名までの大広間で、主に晩餐室として使われます。人間国宝の江里佐代子氏による截金(きりかね)が施された檜舞台と舞台扉「響流光韻」(こおるこういん)は、見応えがあります。
正面の壁面は、藤を始めとする39種の四季の花々が描かれた綴れ織で、「麗花」(れいか)と命名されています。言うまでもなく、これが、この部屋の名前の由来となっています。その下図は鹿見喜陌氏、監修者は内山武夫氏によるものです。
床の段通には、藤の花びらが散りばめられていますが、その気になって目をこらえて見ますと藤の花びらが浮き上がって見えてきます。
■ アクセス
京都市営地下鉄今出川駅より徒歩10分
見学料: 2,000円
事前予約制
空きがあると当日受付もあります
藤の間と廊下
正面は「麗花」(れいか)と命名されています。
藤を始めとする39種の四季の花々が描かれた綴れ織
日本画と紛う藤の綴れ織り
正面右手の桜
正面西側に配された家具
沈金細工でしょうか
西面:檜舞台
人間国宝の江里佐代子氏による
截金(きりかね)が施された檜舞台と
可動式の舞台扉「響流光韻」(こおるこういん)
コンピュータ・グラフィックスを見るような細緻な截金
可動式扉の沈金は角度を変えると見え方が変わります
下に垂れた細い截金にも心が配られています
仕切り衝立
衝立の縦枠に、藤の間らしい細やかな飾り
東面
藤の間は、館内最大の大広間
最大120名までの晩餐室
展示用テーブルセット
背もたれも座面も紫色に統一された西陣織
漆黒に金色がさりげなく
料理により、器やツールが異なります
藤の花びらが散りばめられた床の段通
踏むのが阻まれます。
膝をついて写真を撮ることが禁じられています。
格子天井になっている照明
各格子が3枚の可動式のカバーで
いろいろなバリエーションの照明ができます
「和」基調の幾何学模様ですが違和感がありません
飾り金具
黒漆枠の欄間
雪見障子から池が見えます
詳細は、「庭園編」をご覧下さい
リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm
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